虫歯予防方法

山崎歯科医院の虫歯予防方法をご紹介します!

歯科予防

現在日本人80歳の平均的な歯の数は10本。
同じ80歳でも北欧のフィンランド人の平均的な歯の数は21本と言われています。
フィンランドでは、日本よりも早く少子高齢化が進み国をあげて医療の予防に力を入れてきました。
病気になる前に状態のチェックをして、国が支出する医療費の削減に成功しました。
一方日本の医療費は増加の一途をたどり、2025年には60兆円を超えると予測されています。
保険制度は死守しなければなりませんが、このままでは医療保険の崩壊も考えられます。
予防大国フィンランドでは、どのように国民の歯の健康維持に成功したのでしょうか?
実はフィンランド人は1日0.9回しか歯磨きをしていません。
対する日本人は1日平均2.4回歯を磨いています。
また砂糖の消費量は年間平均25キログラムで、日本人の18キログラムの1.5倍の量を取っています。
なぜこのような不思議な現象が起きるのでしょうか?
日本では、早期発見、早期治療という考え方で歯科検診は1.6歳から始まり3歳児、保育園、小学校、中学校、高校と年2回ずつおこなわれています。
見つかった虫歯は小さいうちに削って金属を被せる治療がおこなわれてきました。
実はこの方法あまり良くありません。
数年たてば金属の周りから新しい虫歯になり、また大きく削ることになります。
これが数年ごとに2~3回行えば削る歯がなくなり最終的には抜くことになってしまいます。

歯科予防

結果的に歯磨きを1日2回以上行っていても甘いものを控えても金属が被さっている限り虫歯の再発を防ぐのは難しく歯の本数が少なくなっていくのです。
それにしても歯科予防にはプラークコントロールが大変重要です。
私の歯科医院でもブラッシングの仕方を一生懸命に患者様にお伝えしますが、10人中2人位しか上手に磨くことできません。
多くの患者様はブラッシングにあまり興味を示さないばかりか、歯磨き指導が嫌になっている方も多いと思います。
上手に磨ける2割の方が虫歯予防をできても残りの8割の方は繰り返し虫歯が再発しますので、やはりブラッシングだけでは虫歯の予防は難しいといわざるをえません。
虫歯の予防方法は10人のうち2人だけが成功するのではなく、10人のうち10人が簡単に実践できて予防できる方法でなければなりません。
努力とど根性のブラッシングではなく誰でもできることが大切です。
現在では虫歯予防や歯周病の予防方法は確立されています。
まず、患者様のお口のなかのリスクを把握してその患者様のリスクに合わせて簡単にできて効果のある予防方法を私達は提案出来ます。
例えるならば、火事で家が燃えている状態で屋根を一生懸命作っているのと同じです。
まずリスク診断することで、火を消してから新しく家を建てることが大事なことです。

そして2度とその歯を治療することがないよう患者様と共に守っていくことが私達の使命だと考えています。
また、皆様には歯が痛くなってから歯科医院に行くのではなく良い状態をずっと維持する為に歯のお掃除をして予防に来るという欧米人の発想をもっていただき、一生自分の歯で食事ができる喜びを味わってもらいたいと願っています。
このような健康意識の高い患者様には私達も色々なアドバイスやお手伝いをすることができます。
怖いイメージの歯科医院通いではなく、ご自分の健康維持のために定期的なメインテナンスを受けていただき10年先20年先の未来のために健康寿命を延ばして頂ければこんなに嬉しいことはありません。

山崎歯科医院の虫歯の予防方法
  1. だ液の少ない人
  2. 被せものが多い人
  3. 歯ブラシが上手にできない人
  4. 甘いものをよく食べたり、間食の多い人
  5. 歯の神経を残してなるべく歯を削りたくない人
  6. 口の中に虫歯菌が多い人

等、それぞれに合った予防方法を提案します。

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ダ液検査による虫歯のリスク評価