歯の豆知識⑨

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリ

入れ歯のお手入れ方法と新しく入れ歯を作られた方へという事で、、

今回は入れ歯をお使いの方へ毎日のお手入れ方法の確認です。

1)毎食後入れ歯を外します

2)入れ歯専用のブラシで流水下で洗います(特に針金の部分や内側は汚れが残りやすいので念入りに!あまり力を入れ過ぎると入れ歯を傷つけたり針金を壊す原因になるので弱い力で丁寧に洗って下さい)

3)口の中に残っている自分の歯のブラッシング。歯間ブラシなども使い念入りにケアして下さい

4)入れ歯がのる粘膜部分は歯ブラシで強くこすると傷がついてしまいます。指の腹でマッサージするようにぬめりを取りましょう。血行も良くなり、入れ歯で押されて傷になりそうな場所の早期発見にもつながります

5)歯ぐきの安静と口内炎の予防のため就寝時は基本的に入れ歯は外して粘膜を休めて下さい。外した入れ歯は専用のブラシで洗った後洗浄剤を入れた容器に一晩浸しておきましょう。ブラシでは落ちない細菌も除菌する事ができます。翌朝入れ歯を使う前に流水下でよく洗いぬめりが残っている場合は軽くブラシで洗って下さい

*プラスチックでできている入れ歯は研磨剤の入ってる歯磨き粉で磨くと傷がついてしまいます。歯磨き粉は使わないようにして下さい

*一般的に入れ歯は高温、乾燥により変形する材質で作られています。熱いお湯かけたり浸したりしないで下さい

*普段のお手入れでは取り切れない汚れ(タバコのヤニや茶渋、歯石等)が徐々についてきます。無理にこすったり、刃物などを使って取らないようにして下さい。山崎歯科医院では定期健診などでご来院時に超音波洗浄により入れ歯の汚れや歯石などを落とす事が出来ます

 

○新しく入れ歯を作られた方へ

入れ歯は入れたら簡単に使える!というものではありません。入れた直後によく起きる事としては、、

・痛み

・入れ歯の大きさによる異物感

・発音しにくい、電話口で聞き取りにくいと言われる

・頬や舌を噛む

・食べ物や飲み物の熱を感じにくい、味が変わった

こういった事が起こりえます。特に痛みは入れ歯装着後に最も頻繁にみられる症状です。

 

入れ歯は完成した時に少し収縮して小さくなってしまいます。これは上手く作製したとしても材料の特性上避ける事ができません。少し削ってあげないとぴったりと入りません。最初からある程度の調整が必要という事です。また人間の体には多少力が入っても大丈夫な所とそうではない所があります。口の中も同じです。噛み合わせの力に耐えられる所と耐えられずに痛みが出るところがあります。私達は痛みが出やすい場所は把握していますが残念ながら痛みが出る場所は人によって様々です。実際にお食事をとって頂き痛みが出た場所を調整する必要があります。調整は平均して4~6回程度は必要になってきます。(個人差があります)

入れ歯を入れた当初が最も痛みが強くでるため、、

・入れた翌日

・一週間後

・痛みに応じて適宜

を目安に調整します。強い痛みはできるだけ早く取り除きましょう。入れ歯を装着した直後にいきなり硬い物を食べると当然痛みが強くなる場合があります。入れ歯を装着した際には柔らかい物を食べ

大丈夫なら次第に硬い物に挑戦していきましょう。繰り返しますが一番良くないのが痛みに慣れるだろうと思って歯科医院へ行かない事です。痛みは基本的には慣れませんので必ず調整を受けましょう。

異物感や発音は基本的には2週間~1カ月程度で慣れてくる方がほとんどです。また頬や舌を噛むといったことも次第になくなっていきます。入れ歯を今までに何個か使用されてる方でも歯並び等が変わると最初は慣れずに発音しづらかったりします。これも次第に慣れてくる事がほとんどですが、慣れてこない場合には形態修正などの調整を行って対処していきます。問題なく使用できるようになってからも必ず歯科医院で定期的にメンテナンスを受けましょう。

 

長野市・篠ノ井・千曲の歯医者
医療法人 山崎歯科医院
naganoshi-yamazakidc.com


〒388-8014 長野県長野市篠ノ井塩崎3739-4
TEL:026-292-8100