歯の豆知識⑯

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洗口液の選び方

 

 今回は洗口液についてお話していきたいと思います。

 

 みなさんは洗口液と液体歯磨が売られていることを知っていますか?

この2つは同じ液状のため混同されやすく、お店でも並列で売られているため、みなさんも正しい使い方を知らないまま、どちらもブクブクうがいのみを行っているケースが多いようです。

まずは、この2つの違いについてお話ししていきます。

 

洗口液

洗口液は「歯ブラシを使わずに適量を口に含んですすいでから吐き出す」ものです。それにより、口の中の浄化と口臭予防効果が期待できます。

 

液体歯磨

 「適量を含みブラッシングをする」あるいは、「適量を含み吐き出した後、ブラッシングをする」ものです。

殺菌成分のほかに抗炎症成分を配合し、歯肉炎、歯周炎予防も期待できます。

 

この2つには、こんなにも違いがあったのですね!

洗口液と液体歯磨の違いが分かったところで、次に洗口液の選び方です。

 

1.カリエス(虫歯)リスクの高い方

 唾液の分泌量が少ない、ブラッシングが不十分、不規則な食生活、永久歯の交換期あるいは矯正治療中など、何かしらの原因でカリエスリスクが高い方には殺菌力よりも歯質強化が優先されるので、フッ化物洗口液が推奨されています。

 

2.歯周病リスクが高い方

 歯ブラシ、デンタルフロス、舌ブラシなどの機械的清掃器具に加えて、殺菌成分の入った洗口液を導入することで、歯肉縁上のプラークの量を減らす効果を狙えます。

また、抗炎症成分、細胞賦活成分や血流促進成分が配合された液体歯磨の併用もお勧めです。

 

3.プラークコントロールが良好な方

 日常な歯磨きにデンタルフロスや歯間ブラシを併用し、プラークコントロールが良好な方には積極的な洗口液の使用は必要ありません。

 

4.口臭が気になる方

 口臭には病的なもの、生理的なもの、精神的なものがあります。病的口臭の原因は舌苔やプラークです。ブラッシングに加え、塩化亜鉛、二酸化塩素を含む洗口液の使用を勧めます。

 

5.口が乾きやすい方

 お口が乾きやすい、べたべたネバネバするのが気になる方は、殺菌効果より保湿性を重視した洗口液がお勧めです。

(詳しくは前回の“歯の豆知識”をご覧ください!)

 

6.プラークの付着量が多い方

 残念ながらブラッシングが不十分でプラークが多量に付いている状態で洗口液を使用してもほとんど効果は得られません。

 

 

当院では、以下の2つの洗口液をご用意しています。

◇コンクールF

 虫歯予防、歯肉炎・歯周炎予防、口臭予防の効果が期待できます。

特に殺菌成分のグルコン酸クロルヘキシジンが配合され、歯面や粘膜に結合し、最大12時間抑制したという報告もあります。

 

ProFresh

 二酸化塩素を基本成分とする洗口液で、口臭原因物質の酸化作用による無臭化が期待できます。

 

1人おひとり、ご自身のお口の中の状態に合わせて洗口液を選びましょう!!

長野市・篠ノ井・千曲の歯医者
医療法人 山崎歯科医院
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〒388-8014 長野県長野市篠ノ井塩崎3739-4
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