歯の豆知識⑱

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こんにちは!

今回は歯ぎしりについてお話します。

 

最近、原因不明の歯の痛みやあごの痛みを感じると悩んでいる方はいらっしゃいませんか?それはもしかしたら、知らず知らずのうちに歯を噛みしめていたり、就寝中の歯ぎしりが原因かもしれません。

本来、食事の時以外は上下の歯は常に1ミリ~数ミリ程度の隙間が開いているのが通常です。ところが、ストレスを感じたり飲酒や喫煙、遺伝や特定の病気などさまざまな因子が関連している事があります。無意識のうちに強く噛みしめていたり、就寝中に歯ぎしりをする方が増えている事が感じられます。

噛みしめや歯ぎしりが続くと、歯がすり減ってしまったり、歯がしみる知覚過敏になってしまったり、むし歯は無いのに歯が痛むように感じる事もあります。

また、歯周組織に対しても強く圧迫されているので歯ぐきに炎症がおきたり、歯周病が悪化する場合もあります。

その他、全身への影響として肩こりや頭痛を訴える方もいます。また強い噛みしめは顎関節症の引き金になったり、最悪の場合歯が折れてしまう事もあるので本当に気をつけなければなりません。

 

歯科医院での治療としては、就寝中のマウスピースの使用をおすすめしています。上の歯にマウスピースを装着することによって、上下の歯の摩擦を軽減させます。

工程として、歯科医院で歯の型取りをし数日後にはマウスピースが完成します。

これで夜間の歯ぎしりの歯への影響は軽減されるので少し安心ですね。

ただ、これは根本的な噛みしめや歯ぎしりをなくすものではありません。ストレスをはじめさまざまな生活習慣が関連している可能性があります。

例えば、高すぎる枕、足を組んで座る姿勢、下を向いた姿勢でのスマートフォンの長時間使用の3つは危険です。一見、歯の健康とは無関係に思えますが、あごは首や肩の筋肉と直接つながっているので体を無理にゆがめる行為は歯やあごの不調に影響します。

会話や食事以外で無意識のうちに噛みしめていないか自分自身で意識し、就寝時の状態、スマートフォンの使用等行動を変えてみる事も必要です。

そして日頃からリラックスを心がけるようにしましょう!

 

歯ぎしりの大きな原因となるストレスは自律神経の乱れや全身の免疫力低下を招き、歯周病菌の増殖がおき歯周病の悪化にもつながります。

趣味や運動などの自分のライフスタイルに合わせたストレス解消法を見つけ、心身共に健康であってほしいと思います。

 

今回の歯の豆知識で思い当たるような事がありましたら是非歯科医院にご相談下さい。

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