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こんにちは!今月は・・・歯ぎしり、食いしばりについてです!
歯ぎしり・食いしばりとは
「朝起きたらいつも顎が疲れている」「なぜか歯の詰め物や被せ物が取れやすい…」などといったお悩みはありませんか?
もしかするとその症状は、歯ぎしり・食いしばりが原因かもしれません。
「歯ぎしり」や「食いしばり」は、上と下の歯をギリギリと強くこすり合わせるような動きや、ぎゅっと強くかみしめる悪習癖のことを指します。
この癖は無意識に行われているため、就寝中に本人が気づかずしていることが多いです。
寝ている間に「ギリギリ」と音をたてて歯を強くこすり合わせているため、一緒に寝ている家族に指摘される方もいらっしゃいます。
通常、上下の顎がリラックスしている状態であれば歯は当たっていません。 これは、安静空隙(あんせいくうへき)といって、個人差はありますが上下の歯と歯の間に2ミリ程度のスペースがあります。
しかし、ブラキシズムがみられる方は、口の周囲の筋肉が常に緊張しており、このスペースがほとんど見られない場合もあります。 またブラキシズムは、頭痛や肩こり、腕のしびれなど、全身のさまざまな症状を引き起こすことがあります。
歯ぎしりや食いしばりを引き起こすとされる原因はいったい何なのでしょうか?
ストレス
歯ぎしりのおもな原因は、強いストレスによるものといわれています。 ストレスは、日常生活で起こるさまざまな変化が原因です。
寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをすることで、ストレスや不安を無意識のうちに解消していると考えられています。 しかし、歯や顎関節などに悪影響がでるような歯ぎしりは、改善しなければなりません。
歯並び
歯並びが悪いと上下の歯のかみ合わせが悪くなるため、歯ぎしりが起こりやすくなります。
歯をかみ合わせたときに、一部の歯が強く当たっていたり、歯の詰め物や被せ物の高さが合っていなかったりすると、かみ合わせが安定しないため、歯ぎしりの原因となることがあります。
枕が合わない
高い枕を使用していたり合わない枕を使用していたりする方は、歯ぎしりが起こりやすくなるといわれています。 高い枕を使って寝ると、首に角度がつき、うつむいた状態になりやすいため、奥歯をかみしめるような姿勢になりやすくなります。
また、睡眠が浅いことが歯ぎしりの要因のうちのひとつであると解明されてきています。 しっかり熟睡し睡眠の質を高めることが、歯の健康のためにも大切になります。
集中している時間が長い
人は何かに集中するあまり、歯を食いしばることがあります。 歯を食いしばることで、集中力が増し力を発揮しようとするからです。
運動や肉体労働だけでなく、何かほかのことに夢中になっているときも、集中力をあげるために無意識のうちに歯を食いしばっていることがあります。
原因は分かったがどうやって予防したらよいのか・・・そして、意外にも歯ぎしりや食いしばりには種類があります。
また来月の歯の豆知識でご紹介します♪