「親知らずは抜いたほうがいいの?」
「親知らずの抜歯って怖い・・・」
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こんにちは、いよいよ先週からオリンピックが始まりましたね(^_^)/
日本人選手がメダルを獲得するたびに一人で盛り上がっています(笑)
ちょっとミーハーかもしれませんが楽しんでテレビで観戦しています。
さて今回は、悩まれたことも多いかもしれない「親知らず」のお話です。
親知らずを残すデメリット
「痛い」「怖い」という理由で親知らずの抜歯を避けている方も多いのではないでしょうか?
抜いたほうが良いか、抜かないほうが良いのか。
基本的には、親知らずは不要な歯なので抜いたほうが良いとは思います。
理由としては
1 歯ブラシが届きにくく清掃性が悪いために炎症を起こしやすい
2 親知らずだけでなく、その手前の歯まで虫歯にしてしまう
3 汚れが溜まり口臭の原因
4 手前の歯を押して歯並びを悪化させる
ほとんどの親知らずは、斜めや横に生えていて、歯ブラシが届きにくいです。
虫歯、痛みや腫れがある場合は抜歯を行う必要があるでしょう。
親知らずを抜歯するメリット
1 歯みがきしやすい
2 虫歯や歯周病になるリスクを減らせる
3 口臭を予防できる
4 小顔効果
親知らずがあることによって、隣の大切な歯まで虫歯や歯周病になるのは非常にもったいないことです。
しかしながら、中には「抜かないほうがよい親知らず」というのも存在します。
親知らずを残した方がいい場合とは?
必ずしも『親知らず=抜く』ではなく残した方がいい場合、残すメリットもあります。
1 まっすぐ生えていて、しっかり磨けている
2 完全に埋まっていて、虫歯や歯周病の心配がない
3 どこかの歯が抜歯された場合、将来そこに親知らずを移植する治療ができる
4 親知らずがあれば、ブリッジや入れ歯の土台として使える
親知らずを抜歯した後の3つの注意点
・気をつけたい食事
麻酔をしているため、治療後はしびれが残ります。4時間程度あけて、感覚が戻ってきてから食事をされた方が安心です。
食べ物の温度にも注意し、頬の内側を噛まないように注意しましょう。
傷に触れないよう反対側で食べるようにしましょう。
刺激物は避けるようにしてください。
・安静に過ごしましょう
抜歯翌日から3~4日程度腫れることが多いですが、徐々に引くので心配いりません。
「アルコールの摂取」「激しい運動」「長時間の入浴」は避けましょう。
患部からの出血、腫れや痛みが増すおそれがあります。
・薬はしっかり飲みましょう
口の中には常に雑菌が存在しています。
痛くないからと言って処方された薬を飲まないのは感染のリスクをあげてしまいます。
しっかり服用するようにしましょう。
親知らずは、必ず抜かなければいけないわけではありません。
抜くべきか、抜かないべきかはそれぞれの親知らずによって違います。
抜歯は怖いと感じる人が多いです。
しかし、放置することでさらに深刻なお口のトラブルに繋がる可能性もあります。
ご自身では判断が難しいと思いますので、お困りことがあれば是非お気軽に山崎歯科医院までご相談ください。