- カテゴリ
こんにちは!
今回も歯ぎしり、食いしばりについて! 第三弾です(*^-^*)
さて、歯ぎしりはどうやって予防すれば良いのか・・・
歯ぎしり・食いしばりの対処法
「かむ」動作は、食事を食べるときに必要な動作です。
歯ぎしりや食いしばりをすると、かむ動作に関係する咬筋(こうきん)や側頭筋(そくとうきん)などの筋肉に、強い負担がかかり炎症が起こります。 この筋肉に炎症がおきると、頭痛や肩こりなどの身体の不調を引き起こす原因となります。
咬筋は、歯をギュッと食いしばったときに、下顎の外側で硬くなる筋肉で、食いしばったときに膨らむ部分です。 側頭筋は、耳の上のあたりにある筋肉で、下顎の骨にくっついており、かむときや顎を後方に引くときに使う筋肉です。 こめかみのあたりに触れてギュッと食いしばると、ポコッと膨らむのが分かるのではないでしょうか。
歯ぎしりや食いしばりによって、こわばった筋肉をマッサージすることで、筋肉が緩んでいき痛みを軽減する効果が期待できます。
咬筋・側頭筋のマッサージ方法
咬筋のマッサージ
ギュッと強くかみしめたときに、耳の下のあたりが膨らむ場所がありませんか? その部分に指2本ほどで触れ、円を描くようにゴリゴリと回しながらマッサージをします。
側頭筋のマッサージ
こめかみのあたりに指をあてて、強くかみしめてみましょう。 すると、膨らむ部分がありますので、その部分を咬筋のマッサージと同じように、指で円を描きながらゴリゴリとマッサージします。
マッサージは、痛みがある部分を中心に行いましょう。 また、入浴中や入浴後も身体が温まっているのでおすすめです。
マウスピース
マウスピースは、ナイトガードとも呼ばれており、寝ているときに歯に装着する装置です。
寝ている間に、歯に装着することでかみ合わせが高くなるため、歯ぎしり・食いしばりから歯や顎の関節を守ってくれます。 治療は、この方法が一般的な治療法になります。
マウスピースのメリット
・歯ぎしり・食いしばりによってかかる力を分散することができる ・歯ぎしり・食いしばりによって歯が削れるのを防ぐことができる ・顎の関節を守ることができる ・かみ合わせの不具合を調整することができる
マウスピースを歯に装着して寝ることで、歯にかかる負担が分散され、歯が折れたり欠けたりするのを防ぐことができます。
またマウスピースは、本来のかみ合わせになるように不具合を調整し、顎の関節にかかる負担も減らす効果が期待できます。
子どもの歯ぎしりの治療
歯ぎしりは、大人だけでなく、子どもにも起こる現象です。
子どもの歯ぎしりは、大人のように歯や顎の関節に負担をかける歯ぎしりではなく、「顎の位置を決めるため」や「永久歯が生えてくるスペースを作るため」が原因で歯ぎしりをしているといわれているので、それほど心配しなくても大丈夫です。
しかし、ストレスが強くなると歯ぎしりをする場合があるため、中学生を過ぎても歯ぎしりが続く場合は、顎関節症の原因や生えてきた永久歯に悪い影響をあたえる可能性があるため、歯科医院を受診されることをおすすめします。
子どもの歯ぎしりの治療も大人と同じで、夜寝ている間にマウスピースを装着し、歯や顎へかかる負担を軽減します。
大人の歯ぎしりの治療
大人の歯ぎしりの治療もマウスピース(ナイトガード)を使用します。 大人の歯ぎしりの場合、歯や顎の関節に大きな負担をかけてしまいますので、マウスピースを装着することで歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減することができます。
ストレスのコントロール
歯ぎしりや食いしばりを治療するうえで、ストレスのコントロールは非常に重要です。
歯ぎしりや食いしばりのおもな原因は、「ストレス」によるものが多いため、ストレスを取り除く必要があります。 しかし、ストレスを完全に除去することは、実際むずかしいのではないでしょうか?
ストレスの発散方法は人によって異なりますが、運動やストレッチなどを取り入れ、自分なりにストレスをコントロールすると症状が軽減される場合があります。
自己暗示療法
日常生活の中で、無意識に歯を食いしばっていることがある方は、気づいたときに顎の力を抜くようにしてみましょう。
とくに、何かに集中しているときに歯を食いしばりやすいので、時々意識して歯がかみ合わないように上下の歯を離しましょう。
もし歯ぎしりや食いしばりについて心配なことや気になることがありましたら是非山崎歯科医院へお越しください(^^)/
