こんにちは😊
山崎歯科医院の土屋です。
一気に寒くなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか😌
先日、院長に矯正のセミナーに連れて行っていただきました✨
今回参加させていただいたのは、舌側矯正についてのセミナーでした!
「舌側矯正」とは、その名の通り、歯の裏側(舌側)に装置をつけて行う矯正治療です。
もともと舌側矯正は、「目立つ装置を付けたくない」、「周囲に矯正治療をしていることを知られたくない」という要望から登場した矯正装置です。
歯の裏側にブラケットと呼ばれる金属の装置とワイヤーを装着して歯を動かしていきます。
従来の歯列矯正では歯の表側に装置をつけるため、会話などで口を開けると、相手から装置が見えてしまうという問題がありました。
ブラケットとワイヤーを歯の裏側につける裏側矯正なら、大きく口を開けなければ外からはほとんど見えません。
裏側矯正は、マウスピース矯正と同じく、仕事上、目立つ矯正装置を付けられない方に最適な矯正装置なのです。
<舌側矯正のメリット>
・周囲の人に気づかれずに矯正治療を行うことができる。
・装置が外からの衝撃(転倒など)によるダメージを受けにくい。
・常に唾液に触れている舌側は、表側の矯正に比べ、装置を付けてもむし歯になりにくい。
・舌癖(舌で歯を押してしまう癖)の改善につながる。
・奥歯が動きにくい。
<舌側矯正のデメリット>
・費用が表側の矯正に比べて、やや高額になってしまう。
・装置装着後2~3週間は、「サ」「タ」などの音が発音しにくくなる可能性がある。
当院では、2年ほど前から裏側の矯正装置に「2Dリンガルシステム」を導入しています。
この2Dリンガルブラケットは、従来の裏側の装置よりも薄く小さくなっており、裏側矯正の問題点であった装置の違和感や話しにくさが大幅に軽減されています。
また、2Dリンガルブラケットは、ワイヤーとの摩擦が少ないセルフライゲーションブラケットであるため、歯の動きが速いことも大きな特徴です。
このようなメリットがある反面、歯の複雑な移動が必要な難症例には向いていないため、基本的に軽度のケースが適応症となります。そのため、当院の裏側矯正は、部分矯正や軽度症例のみが対象となります。
セミナーで学んできたことを明日からの診療に生かし、患者様に喜んでいただけるよう頑張っていきます。
舌側矯正についてご興味のある方は、相談のみでもかまいませんので、お気軽にお問い合わせ下さい。