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こんにちわ!山崎歯科医院です(^▽^)/
本日は、TV番組などでもたびたび話題にあがる、タバコについてです。
加熱式タバコ、電子タバコは体にも口腔内にも影響はないのか!?
喫煙は、歯周病の最大の危険因子と言われています。タバコは、”紙タバコ”と、”加熱式タバコ”と、”電子タバコ”があります。
紙タバコは口腔内に悪影響を及ぼすことは知っている方も多いと思います。では、加熱式タバコ、電子タバコは口腔内への影響はないのでしょうか。
”タバコの三大危険物質”
1.ニコチン
血管収縮、強い依存性
2.タール
強力な発がん性、歯や歯茎の着色
3.一酸化炭素
血流量低下、抵抗力低下
”タバコに含まれる成分”
紙タバコ1本あたり
ニコチン : 2100mg
一酸化炭素 : 33mg
ベンゼン : 110mg
ホルムアルデヒド : 41mg
加熱式タバコ1本あたり
ニコチン : 1200mg
一酸化炭素 : 0.44mg
ベンゼン : 0.66mg
ホルムアルデヒド : 4.8mg
加熱式タバコは、紙タバコに比べて有害成分が少ないと言っても、タバコ葉を使用していることに変わりはありません。
そのため、ニコチンやタールなど有害物質を摂取することになりますので、紙タバコ同様、血流が悪くなったり、免疫力を下げて歯周病や虫歯リスクを高めてしまうリスクがあります。
また、加熱式タバコは副流煙がほとんど発生しないとされていますが、タバコを吸って吐き出した呼気にはニコチンなどの有害物質が含まれており、受動喫煙のリスクがなくなったわけではありません。
電子タバコは加熱式タバコと違い、タバコ葉を使用せず、ニコチンやタールも含まないため、口腔内への影響は少ないのではと考えられていました。
しかし、電子タバコ利用者の口腔内には、歯周病を進行させる細菌の割合が非喫煙者に比べて高かったことが明らかになっており、時間とともに歯周病を悪化させる可能性があるとの報告がされています。
また、電子タバコ利用者の口腔内は、紙タバコ喫煙者よりは健康的ですが非喫煙者よりは健康的でない可能性があるとされ、紙タバコほどではないにしろ、口腔内にも悪い影響があることがわかりました。
電子タバコも歯を黄ばませる!?
電子タバコは、タールは含まれていませんが、ニコチンという有害物質が含まれています。このニコチンという物質は、いわゆる”ヤニ”といわれる歯を黄ばませてしまうものです。
また、血行を悪くなるので、歯茎の色を悪くしてしまうことがあります。電子タバコは、歯を黄ばませる効果がないと思われている方が多くいらっしゃると思うのですが、実際は電子タバコも同様、歯に色を付けてしまうのです。
加熱式タバコ、電子タバコでもお口への弊害がこれだけあるのは驚きですね。
お口のトラブルがありましたら、お気軽に山崎歯科医院へご相談下さい^^