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みなさんこんにちは(^^♪
長野県長野市の山崎歯科医院です!
みなさんは『睡眠時無呼吸症候群』という病名をご存じでしょうか?
もし家族から大きないびきを指摘されたり、睡眠時間は十分なのに日中眠くて仕方ないという方は、夜間に呼吸が止まっている睡眠時無呼吸症候群を引き起こしている可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群は重大な病気
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何らかの理由で気道がふさがってしまい、何度も呼吸が止まったり、止まりかけたりする状態になります。そのため質の良い睡眠が取れず、日中の強い眠気や疲労感といった自覚症状を伴う疾患です。
Sleep Apnea Syndromeと言い略してSAS(サス)とも呼ばれます。
国内では、2003年JR山陽新幹線の居眠り運転事故が報道されたことをきっかけに、この疾患(SAS)が広く知れ渡るようになったのではないでしょうか。
その後もSASによって引き起こされたと考えられる事故は後を絶ちません。
【症状】
・いびき
・息が止まる
・たくさん寝たにもかかわらず、熟睡感がない
・疲れが取れない
・昼間がとても眠くなる
・集中力が低下して仕事の効率が悪くなる
・車を運転する人は交通事故の頻度が高くなる
このような症状に心当たりがある方は要注意です!
実は、呼吸が止まるだけの病気ではなく、睡眠時無呼吸の状態が長く続くと、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病になるリスクが高まるとされており、生命にかかわる深刻な全身疾患を引き起こす可能性があります。
治療法
一般的には、「CPAP(シーパップ)療法:経鼻的持続陽圧呼吸療法」と、マウスピースを使う方法の2つがあります。
【CPAP(シーパップ)】
CPAP(シーパップ)療法は、寝ている間の無呼吸を防ぐために鼻に装着したマスクから気道へと空気を送り込みます。中等症~重症の方に標準的治療法として広く用いられます。
【マウスピース】
マウスピースでの治療は、CPAPと比較して手軽に行える治療です。
睡眠時に下顎を2、3ミリ程度ずらすように作ったマウスピースを装着することで、舌の喉への落ち込みを防止し、空気の通りが良く呼吸しやすくなります。いびきも緩和します。
軽症~中等症の患者さんで取られる治療法です。
手術の必要もなく、入れ歯よりも小さいですから持ち運びが便利、患者さんにとっては、すぐに始められるというメリットもあります。
最初の違和感は大きいと思いますが、快適な治療を受けていただくためにも、歯科医院で一人ひとりに合わせたマウスピースを作ることをお勧めします。
いびきや無呼吸でお悩みの方は、ぜひご相談下さい。