こんにちは!山崎歯科医院です😊
8月に入りましたね。暑さも強くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回のテーマは「口臭」です。
ご自分の口臭を気にされる患者さんはたくさんいます。
口臭は時間帯によって強くなったり、弱くなったりするものでしょうか?
起床直後、昼食前、夕食前は要注意!
口臭が口腔内の状態や身体の調子に応じて変化するのは、みなさんも経験的に自覚されているかもしれません。
ブラッシングが雑になれば、口の中はすっきりしませんし、疲れている時やストレスを感じる時は口臭が強く出ているように感じますよね。
では、1日の中で、口臭が強くなる時間帯はあるのでしょうか?
18歳~64歳の約2600人を対象に口臭成分の揮発性硫黄化合物(VSC)濃度を調べた調査では、朝食後2時間以上経ったときがもっとも口臭が強く、次に強いのが昼食後2時間以上経った時でした。また、同じ地域に在住の高齢者(平均年齢67.6歳)を対象にして、VSC濃度を測定した調査では、VSCの成分である硫化水素濃度は、午前11時頃がもっとも高く、次に高いのは16時頃でした。いずれの調査も朝や昼の食事やブラッシングが終わって間もないときは口臭が弱く、時間が経つにつれて、口腔内微生物が残存する基質(食物残渣、口腔粘膜剥離上皮、白血球、唾液由来タンパクなど)を分解して徐々ににおいを産生することがわかりました。
また、起床時の口臭が強いことはよく知られています。モーニングブレスに関する調査として、起床直後、朝食前、朝食後の3つのサンプルを採取してVSC濃度を測定した調査では、起床直後がもっとも濃度が高く、朝食の直前と直後では差が無かったとしています。就寝中は、唾液分泌が減少して口腔内の洗浄作用が低下するため、起床直後の口臭はもっとも強いと考えられています。
以上のように、起床直後、昼食前、夕食前に口臭が強くなる傾向があります。
これらの傾向をよく把握した上で、日常のエチケットとして、口腔清掃に取り組んだり、一時的に口臭予防製品を利用したりしましょう!
山崎歯科医院の口臭治療
口臭が強くなる時間帯はわかりましたが、口臭が強い人でも、持続的に自分のにおいをかいでいると、順応反応が生じて口臭に気づかなくなります。
当院の口臭測定器では、3つの原因のガスを測定し、結果をグラフで見ることができます。
また、位相差顕微鏡による歯周病菌のチェック、口臭の測定もおこなっています。
さらに必要に応じては漢方の投与もさせていただきます。
マスク生活で自分の口臭が気になる、口臭がないかをチェックしたいという方は、お気軽に当院までご相談ください♪