こんにちは😊 山崎歯科医院です✨
2022年がはじまり、早くも1ヶ月が経過しましたね!
いかがお過ごしでしょうか?
突然ですが、みなさん歯みがきは毎日きちんとできていますか?
長生きをしている方は、みなさん歯がきれいです。
口腔機能の向上は、健康寿命をのばすといわれています。
口腔内の清潔を維持するために、毎日欠かすことのできない歯磨きですが、正しく磨くのは意外に難しく、自分ではきちんと磨いているつもりでも、必ず磨き残しがあるものです。
今回は、効果的な歯の磨きかたについてのお話しです。
もう一度見直したい歯磨き
毎日の習慣になっている歯磨きですが、
「なんとなく磨いている」
「とりあえず歯にゴシゴシ歯ブラシをあてている」という方も多いのではないでしょうか?
歯磨きの最大の目的は歯垢(しこう)の除去です。歯垢は口をすすぐだけでは取り除くことができないので、正しいブラッシングが大切です。
・磨く目的 ― 食べかすではなく、歯垢を取り除くこと
・磨くところ ― 歯と歯の間が重要
・磨く道具 ― デンタルフロスや歯間ブラシも併用
・磨く時間 ― 就寝前と起床直後
アメリカには〝FLOSS OR DIE〟という言葉があります。
「デンタルフロスしますか、それとも死を選択しますか」という意味ですが、決して大げさな表現ではないのです。
歯垢は生きた細菌の塊です。むし歯や歯周病の原因になるだけでなく、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、がん、肺炎といった命に関わる全身病とつながっていることが明らかになっているからです。
磨きかたのコツ
ついゴシゴシしがちですが、これは磨いているつもりで実は磨けていません。歯肉を傷つけないように、毛先が歯と歯の間、歯と歯肉の間に届くように磨くのがコツです。
・持ち方
ペングリップがオススメ。鉛筆を持つように歯ブラシを軽く持つのがポイントです。
軽い力で歯や歯肉を痛めず磨けます。
・力加減
毛先がつぶれるほどゴシゴシ力を入れて磨く必要はありません。
歯垢は海苔のようなものです。優しく磨くだけでも十分落とすことができます。
・動かし方
歯面に歯ブラシの毛先をきちんとあてる。
歯と歯の間は念入りに磨く。
1mmくらいの幅で小刻みに歯ブラシを動かす。
磨きかたはいろいろありますが、歯並びや歯肉の状態によって異なります。自分に合うように工夫して、1、2本ずつ丁ねいに磨きましょう。
歯と歯の間、歯と歯肉の境目、歯のかみ合わせは歯垢がつきやすいところです。歯ブラシの毛先が届くように意識して磨きましょう。
磨き残しが出やすいところ
・歯と歯の間
奥側は歯ブラシの「つま先」をうまく使いましょう。
側面は歯ブラシの「わき」で磨く。
手前側は歯ブラシの「かかと」で磨く。
・かみ合わせ
かみ合わせ部分は奥から前に歯ブラシを動かして磨く。
・歯と歯肉の境目
歯と歯肉の境目は45度の角度に歯ブラシをあて、細かく前後に動かして磨く。
・前歯の裏側
歯ブラシを縦にあてて、「つま先」や「かかと」を使って磨く。
・凸凹の歯並び
歯ブラシを縦にあてて毛先を上下に細かく動かして磨く。
・背の低い歯
歯の高さに段差があるときは、歯ブラシをななめ横から入れて細かく動かして磨く。
新型コロナウイルス感染症が恐れられていますが、あらゆる細菌やウイルス感染を防ぐために「口腔内の清潔」は非常に重要です。口腔ケアをきちんと行うことで肺炎の改善や予防に有効なこと、感染症の発症率を抑えることが明らかになっています。
ぜひこの機会に、歯磨きのやり方を見直してみてください。
当院では、一人ひとりにあった磨きかたをアドバイスさせていただきます。
わからないことがあれば、いつでもご相談ください♪