みなさんこんにちは!山崎歯科医院です(^^)
11月がスタートしました!
最近は朝晩すっかり寒くなりましたよね。
日中との気温差で体調を崩さないよう、お互い気を付けましょう!!
さて、今回は「補助清掃用具」についてお話します。
1日に1度は必ずしている歯みがき。
みなさん歯ブラシは毎回使用されていると思いますが、歯間ブラシやデンタルフロスは使ったことがありますか?
実は、歯ブラシのみの清掃では口の中の60%程度の汚れしか取れないと言われています。
虫歯と歯周病は歯と歯の間からはじまる
毎日歯をみがいていると思いますが、厚生労働省によると、むし歯や歯周病の罹患率は、依然として高い状態が続いています。
それはやはり、普通の歯ブラシを使った歯みがきだけでは、「歯と歯の間」や「歯と歯肉の境目」などに歯ブラシの毛先が届きにくく、歯垢を完全に落とし切るのが難しいからです。
そこで有効なのが、補助清掃用具です。
補助清掃用具ってなに?
補助清掃用具とは、歯ブラシ以外の清掃用具、例えば歯間ブラシやデンタルフロスのことです。
歯ブラシと併せて使用することにより、90%の汚れを除去できます。
①タフトブラシ
タフトブラシは、ひとつの毛束でできた、小さなロケット型をしている歯ブラシです。
こんな方におススメ
・歯並びが凸凹している
・親知らずが生えている
・生え始めの永久歯がある
・歯列矯正の治療中
普通の歯ブラシを使った歯みがきでは「歯と歯の間」や「歯と歯肉の境目」など、狭い場所の歯垢を完全に落とし切るのは難しいですが、タフトブラシを使えば、気になる部分の歯をていねいに磨けます。
タフトブラシを使う時は鉛筆のように持って、毛先を小刻みに動かすようにして磨きます。鏡を見ながらおこなうと、磨きたい部分がわかるので効果的にブラッシングできます。
②デンタルフロス
何本も連結して生えている歯の間の付着した歯垢をかき出すなら、デンタルフロスが効果的。全ての歯と歯の間に使用でき、すき間が細い前歯などでも問題なく掃除可能です。
歯と歯の間に糸を通し、歯の根元まで入ったら、歯に巻きつけるようにしてギザギザ動かしながら歯垢や食べカスを取り除きます。隣り合った歯の両方の面を掃除します。
鏡を見て場所を確認しながら使用しましょう。ワックス付きのフロスは滑りが良く使いやすいです。
③歯間ブラシ
歯間ブラシは、持ち手の先に針金とナイロンの毛がついているブラシです。デンタルフロスと同様に、歯と歯の間に入れてケアをしますが、とくにすき間のある歯を効果的に掃除します。
こんな方におススメ
・歯と歯のすき間が広くてフロスだと使いづらい
・ブリッヂの連結部分に
すき間に合わせ、自分に合ったものを選びましょう。
使用するタイミングですが、夜、歯磨きをする前がおススメです!また、1日に何度も歯間ブラシを使用してしまうと歯肉を傷つけ歯茎を下げてしまう場合がありますのでご注意ください。
④デンタルリンス(洗口液)
デンタルリンスとは液体状の歯磨きです。適量を口に含んですすぐことで、口の中を清潔にしてくれます。
3つの効果
- 歯磨きの歯垢除去効果が高まる
- 虫歯の予防効果が見込める
- 口臭予防効果が期待できる
適量を口に含んで、20秒程度右、左、前など液が隅々までいきわたるようにすすいでください。その後ていねいにブラッシングします。
また、寝る前に使用することで睡眠中に菌が繁殖してしまうのを防げます。
日々のブラッシングに補助清掃用具をプラスすることで、より効率的に口の中を綺麗にできます。
あまり歯の定期検診に行かないという方も、虫歯になってから後悔しないように、ぜひ時間をつくって歯科医院へ行ってみてください。プロによる歯のクリーニングや予防ケアを受けることで、虫歯や歯周病になりにくい口内環境を維持できます。
歯間ブラシやデンタルフロスを「取り入れてみようかな?」と気になった方も、お気軽にご相談ください♪