歯の豆知識㉕

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みなさん、こんにちは😊

急にぐっと冷え込み、いよいよ冬到来!という感じですね。

長野では初雪も観測されました⛄

季節の変わり目は体調を崩しやすいので、風邪などひかないように気を付けましょう!

さて、今回は、インプラントについてのお話です。

最近よく聞くこの「インプラント」。いったいどのようなものなのでしょうか。

 

日本が世界一の長寿国というのは、みなさんもよくご存じでしょう。

80才の日本人の歯の平均残存数は8.9本ですが、世界でも有名な歯科予防処置先進国スウェーデンはなんと20本。世界一の長寿国といわれる日本ですが、日本人の歯の寿命はまだ決して長いとは言えません。

 

歯を失う原因の第1位は何だと思いますか?

それは「歯周病」です。「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」とも呼ばれる歯周病は、気がついた時には重症化していることも少なくない、怖い病気です。

 

歯を失った場合の治療には、「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つの選択肢があります。今回は、この中でも近年最も注目されているインプラントについてお話します。

〝第三の歯〟インプラント治療のメリット・デメリット

 

インプラント治療は、代替歯として最もお勧めできる治療法です。

かつては歯を失った場合、「部分入れ歯」「総入れ歯」「ブリッジ」が主流でした。しかし、最近では〝最も天然歯に近い歯〟といわれる「インプラント」が注目を集めています。

 

 

インプラント治療には多くのメリットがありますが、反面いくつかのデメリットもあります。

 

メリット1

しっかり噛め、美味しく味わえる

入れ歯のようにぐらつきやがたつきがなく、噛む力は天然歯とほぼ変わりません。長期間の使用でゆるむこともありません。天然の歯に近い感覚ですから、食べ物の味や感触がよくわかります。

 

 

メリット2

はずれる心配がない

インプラントは骨にしっかり固定されていますので、食事の最中、あるいは何かの拍子ではずれるという心配はありません。このような心配や不安がなく、食事やおしゃべりを満喫できることはインプラントの大きなメリットです。

 

メリット3

自分の歯と同じに見える

インプラントはきれいな自然な歯と同じように見えます。材質や色・形などお好みを取り付けることが可能です。笑った時に見える白い歯は、お顔の印象を自然に良くし、若々しさを与えます。

 

 

メリット4

違和感がない

天然歯と同じように歯槽骨の中に固定されているので、入れ歯のようにずれる、口の中が痛い、不快な違和感があるということはありません。

 

 

 

デメリット<1

手術を含め、治療期間が長い

まず、精密な検査と治療計画に十分な時間が必要です。そしてインプラントが骨と完全に結合するまでに期間がかかります。

 

また、インプラント治療では外科手術を行います。麻酔を行うので痛くはありませんが、身体への負担は大きく、手術に伴う感染症や合併症のリスクがあることも理解しておきましょう。

 

 

デメリット<2

費用が高額

基本的には健康保険が適用されない自費診療です。保険のブリッジ・入れ歯に比べると費用が高額になってしまい、1カ所あたり、30~50万程度がおおよその目安です。治療前のカウンセリングでご自身の場合の費用について把握したうえで、治療法をご検討いただきたいと思います。

 

 

デメリット<3

治療に制限がある

高血圧症や循環器系疾患、呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗鬆症等の疾患、腎臓や肝臓の機能障害など持病のある方は、その病気の程度や全身の状態などによって治療ができないことがあります。これはインプラント治療に限りません。持病の担当医と十分に相談することが必要です。

 

 

お口のことで少しでも気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

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