歯の豆知識(41)

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子どもにとっておやつの時間は、1日の中でも楽しみな時間です。おやつには1日の栄養を補う「補食」としての役割だけでなく活発な新陳代謝に伴う水分補給や、きょうだいや保護者との楽しいコミュニケーションの時間としての役割ももちます。とはいえ、おやつに何を食べさせるか、1日に何回食べてもいいのかなど、悩まれる方も多いでしょう。おやつはあげてはいけないものではありません。むし歯との関係性をしっかりと理解していただいた上で、おやつの時間をおいしく楽しいものにしましょう。

 

おやつの回数とむし歯の関係

とある調査報告によると、おやつの時間や回数、買い食いなどがむし歯との関係性が強く、一方でおやつが11回以下であること、時間に規則性があることはむし歯が少なくなるという関係性がみられるようです。適度に体を動かし、食事をしっかりと食べていれば、むやみにおやつを欲しがることも少なくなるはずです。むし歯が多い子どもはまず、13度の食事や活動の時間を軸に、起床から就寝までの生活時間が規則正しいものになるように見直し、おやつは11回までにしましょう。

 

おやつに何を食べるか

むし歯菌の活動を抑制するためには、糖分の摂取量をコントロールすることが大切です。砂糖の量が多いジュースや甘いお菓子、口の中に長くとどまる飴、歯にくっつきやすいキャラメルやスナック菓子はなるべく避けたほうがよいでしょう。おやつとしておすすめなのはおにぎりやサンドイッチなどの軽食や、果物やさつまいもなど素材の持つ自然の甘さが引き立つようなものです。手作りする時間がないご家庭であっても、市販のものから何を選んで食べればむし歯になりにくいかを子どもたちと考えることも、食を選ぶ力を養うために大切なことです。

 

 

今回は、むし歯を予防するためにおやつで気をつけたいことについてご紹介しました。

おやつのあげ方や何を食べたらよいかということについて分からないことがあれば、お気軽に当院までご相談ください。

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