歯の豆知識 53

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こんにちわ!山崎歯科医院です(^▽^)/

さて、今日は当院でも設置している歯科用CTについてお話したいと思います。

歯医者さんでレントゲンを撮ったことはありますか?

ほとんどの歯医者さんではレントゲンを設置しており、必要に応じて撮影を行います。レントゲンとは別に歯科用CTというものがあり、今回はこちらについてご紹介します。

 

レントゲンと歯科用CTの違い

2つの違いを簡単に説明すると、レントゲンは平面であるのに対して、CTは立体であることです。

レントゲンはX線を使用して歯や周囲の組織の画像を生成します。一方、歯科用CTは、X線源と検出器が回転しながら複数の断面画像を撮影し、それらの画像をコンピュータで組み合わせて立体的なイメージを作り出します。平面的に写るレントゲンでは、前後に並んでいるものは重なって撮影されます。そのため、色の濃淡で前方にあるのか後方にあるのかを判断します。一方、CTは立体的に撮影しますので、病巣の位置や骨の内部、歯と顎の関係などすべてが様々奈角度から確認することができます。3次元で見ることができるので、歯科医師でなく患者さんにも分かりやすいです。

歯科用CTは高い解像度で立体的な画像を提供できます。これにより、骨の詳細や歯の位置関係、根の形態などを正確に評価することができます。一方、レントゲンは2次元の画像を提供しますので、立体的な情報は得られません。

放射線量については、レントゲンは単一の2次元画像の撮影をするため、放射線量は比較的低いです。歯科用CTは、複数の断層画像を撮影するため、レントゲンと比べると放射線量がおおくなりますが、人体に影響がある量ではありません。

CTが役立つ症例

インプラント

インプラントの治療では顎の骨に穴をあけてインプラント体を埋め込むため、顎の骨の状態、神経や血管の走っている位置、骨密度などを確認することが必要です。レントゲンでは把握できないところがあるため、インプラント手術前にCTを使用して精密に診断します。インプラントを埋め込む位置を正確に決めることができ、より安全に手術を行うことができます。例えば、歯の根の先と下顎管が重なっている場合、接しているのか、または前後で離れているのかは正確にはわかりません。CTならさまざまな角度から確認できるので、より安全に抜歯を行うことができます。

 

根尖病巣の確認

虫歯が進行すると、歯の根の先端に膿の袋ができることがあります。この膿の状態をCTで確認することで、より正確に根の治療を行うことができます。

 

歯科用CTは上記の症例にもさまざまな場面で活躍しています。3次元の画像は非常に見やすく、治療の説明もより分かりやすくなります。

 

ご質問や気になることがありましたら、お気軽にスタッフにお声がけください(^O^)!

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