歯の豆知識㊱

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みなさんこんにちは、山崎歯科医院です😊

 

緑茶ってなんだか体に良いイメージがありますよね。例えばテレビなどで「カテキン」という言葉を耳にしたり、キシリトール入りのガムのパッケージに、「緑茶成分配合」などの文字が書かれていることもあります。本当に緑茶は体に良いのでしょうか?

 

生活習慣予防に効果あり

緑茶には3つの薬効成分が含まれています。

・カテキン

 血圧、血糖、LDLコレステロールの上昇を抑制

 抗腫瘍作用

 抗酸化作用

 紫外線吸収作用

 抗菌作用、腸内の善玉菌の増加

 抗アレルギー作用

・テアニン

 リラックス効果

 睡眠改善作用

 記憶力改善作用

 うつ病、統合失調症の症状軽減

・カフェイン

 覚醒作用

 作業速度の向上

 利尿作用

 

特によく耳にするカテキンは、ポリフェノールの一種で多くの効能を持っています。血圧や血糖、コレステロールの上昇を防いでくれるため、生活習慣病の予防効果があるといわれています。

他にも緑茶は食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素も含んでいます。カリウムも多いため、血圧のコントロールにも効果的です。

※緑茶はコレステロール値の抑制や癌、肥満予防の効果があると言われていますが、反対に効果はないという研究結果もあります。有用性についてはまだ検証の余地があるようです。

 

精神安定にも効果的

古くから、緑茶にはリラックス効果があると言われてきました。最近の研究では上述した「テアニン」という栄養素が脳や神経細胞の興奮を抑え睡眠を改善したり、意欲を改善する効果があることがわかっています。さらにテアニンは情報処理機能の改善の効果も期待でき、統合失調症の方の治療にも用いられています。このテアニンは、紅茶や烏龍茶には含まれません。緑茶がもつ特別な効能と言えます。

また仙台市に住む1,000人以上の高齢者を対象に行った調査では、1日4杯以上の緑茶を飲む人には、うつ症状が少ないという結果が報告されています。

緑茶は体にも良い上に、心の健康にもとても効果的ということがわかります。

 

 

歯にも良い!

なんと、緑茶は歯にも良いことがわかっています。緑茶に多く含まれるカテキンは、う蝕や歯周病の原因菌の増殖を抑制するため、う蝕予防・歯周病予防にも効果的です。また、嫌気性菌を抑制する効果もあるため、口臭予防にも一役買っています。ある研究では、緑茶を1日に4杯以上飲む高齢者は、緑茶を飲まない高齢者に比べ歯が約1.6本多かったという報告もあります。これらのことから、緑茶は口腔環境の改善にも効果があることがわかります。

ただし、寝る前の緑茶の摂取には注意が必要です。緑茶に含まれるタンニンは歯の着色の原因になりますし、カフェインは良質な睡眠を妨げる可能性もあります。どうしても就寝前に緑茶を飲みたい場合には、着色を防ぐために飲んだあとに軽く口をゆすいだり、就寝までの時間をあけることをオススメします♪

 

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